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2025.12.03

アウトプットの具体例その8:「ミニテストに分けてくり返す覚え方」

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漢字テストや英単語テストの前、
何回もノートに書いたり、教科書を眺めたりしているのに、
いざテストになると「アレ? 出てこない…」ということはありませんか?

 

今回は、そんなときに使える、
「範囲を小さなミニテストに分けて、くり返し覚えてテストする」
アウトプットの方法を紹介します。

ポイントは、

  • いきなり全部を一気に覚えようとしない
  • 自分に合った個数ごとにミニテストを作る
  • 最後に範囲全体の通しテストで仕上げる

という流れで進めることです。

 

🔁 全体のイメージ

漢字や英単語が30個でも50個でも、やり方は同じです。

  1. テスト範囲を<自分に合った個数>ごとのセットに分ける
    例)5個ずつ/10個ずつ/20個ずつ など
  2. 各セットごとに、「覚える → ミニテスト」をする
  3. すべてのセットが終わったら、範囲全体の通しテストをする
  4. 最後に、間違えたものだけを集めた最終ミニテストで仕上げる

 

📝 ステップ1:範囲をセットに分ける

まず、漢字や英単語のテスト範囲を一覧できるようにします。

  • 学校の漢字プリントや単語リスト
  • ワークの「今回のテスト範囲」のページ

を用意して、次のようにセットに分けます。

  • 集中するのが苦手なら…5個ずつ
  • ちょうどよく感じるなら…10個ずつ
  • 一度にたくさん見たいタイプなら…15〜20個ずつ

人によってちょうどいい数は違うので、
「これならやれそう」と感じる個数を目安に決めてOKです。

 

📝 ステップ2:各セットで「覚える → ミニテスト」

次に、セットごとにアウトプットの練習をします。
ここでは説明しやすいように「10個のセット」を例に書きますが、
実際の個数は5個でも20個でも大丈夫です。

  1. セットの中身をざっと覚える時間をとる
    ・読みながら見直す/ノートに1〜2回ずつ書くなど、自分のやりやすい方法でOKです。
    ・ここでは「完璧に覚える」ことよりも、なんとなく頭に入れておくことを目標にします。
  2. ノートにミニテストを作る
    ・ノートの左側に「①〜⑩」のように番号だけ書く(5個セットなら①〜⑤、20個なら①〜⑳)
    ・別ページに、①〜⑩の答えを書いた答え合わせ用ページを作る
    (保護者の方が問題を読み上げて、お子さんが答える形でもOKです)
  3. 何も見ずにミニテストを解く
    ・タイマーを5〜10分にセットしてスタート
    ・漢字なら「読みを見て漢字を書く」、英単語なら「日本語 ⇒ 英語」など、
     テスト本番と同じ出され方で解きます。
    ・終わったら答え合わせをして、間違えた番号に印をつけておきます。

このとき、1回で全問正解を目指さなくて大丈夫です。
「半分以上できたかな」くらいで、次のセットに進んでOKです。

 

📝 ステップ3:すべてのセットが終わったら「範囲通しテスト」

すべてのセットが一通り終わったら、
いよいよ範囲全体の通しテストをします。

  • ノートに、テスト範囲の番号を全部書く(例:1〜30、1〜50など)
  • 答え一覧を見えないところに置いて、テスト本番と同じ形式で解く

ここで満点を取ることが目標ではなく、

  • どのあたりがまだ弱いのか
  • どこでごちゃごちゃになりやすいのか

をはっきりさせるための「最終チェック」です。

 

📝 ステップ4:間違えたものだけ集めた「最終ミニテスト」

最後に、通しテストで間違えたものだけを集めた、
「間違い専用ミニテスト」を作ります。

  • 間違えた番号だけをノートに書き出す
  • その分だけのミニテスト(5〜15問くらい)を作る
  • 時間を決めて解きなおす

これで、「あと少しあやしいところ」だけを集中的に鍛えることができます。

 

📌 ポイント

  • 自分に合った個数(5〜20個くらい)に区切ることで、
    「とりあえずここだけやろう」と手をつけやすくなります。
  • ノートに何十回も書き続けるよりも、
    テスト形式で思い出すアウトプットの方が、記憶に残りやすいと言われています。
  • 保護者の方が問題を読み上げて、お子さんが口頭で答える
    「口頭ミニテスト」として使うこともできます。

 

⏰ おすすめのタイミング

  • 漢字テスト・英単語テストの2〜3日前〜前日
  • 定期テスト範囲の重要語句を一気に確認したいとき
  • 「覚えたはずなのに、テストになると出てこない」と感じるとき

 

📘 まとめ

アウトプットの質を上げたいときは、

  • テスト範囲を、自分に合った個数ごとのセットに分ける(5〜20個くらい)
  • 各セットで「覚える → ミニテスト」を行う
  • 最後に範囲全体の通しテストと、「間違い専用ミニテスト」で仕上げる

「読む時間」「書き写す時間」の一部を、
このミニテストの時間に置きかえるだけで、
テスト本番で思い出しやすいアウトプットに近づいていきます。

 

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