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2025.12.05

アウトプットの具体例その9:「片側を隠して一問一答“テスト”をする」

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漢字テストや英単語、社会や理科の用語テストなど、
「とにかく言葉を覚えないといけない」場面はたくさんあります。

そのときについ、

  • 教科書やプリントを何度も読む
  • 同じ言葉をノートにひたすら書き続ける

という勉強になっていないでしょうか。

 

今回は、そんなときに使える、
「片側を隠して、一問一答テストのように思い出す」
アウトプットの方法を紹介します。

ポイントは、
「見る」「書き写す」だけで終わらせず、
 必ず一度“何も見ずに思い出す時間”をつくる
ことです。

 

📝 このアウトプットでできること

  • 漢字テスト(読み ⇔ 漢字)
  • 英単語テスト(日本語 ⇔ 英語)
  • 社会の重要語句(用語 ⇔ 意味)
  • 理科の用語(用語 ⇔ 説明・式)
  • 数学の公式名 ⇔ 式 など

「片側がヒント、もう片側が答え」になるものなら、
ほとんど何でも使うことができます。

 

🧾 準備はかんたん

使うのは、次のどれか1つでOKです。

  • 学校で配られた一問一答プリント
  • 市販の一問一答集
  • ノートを左右に分けて、自分で作った一問一答リスト

ここまでは「インプットの整理」です。
大事なのは、これを“どうテストとして使うか”です。

 

📝 やり方(アウトプットの3ステップ)

ステップ1:片側をかくす

  1. 一問一答プリントやノートの「答え側」を、下じきや紙でかくします。
    例)
    ・英単語なら…英語の列をかくして、日本語だけ見えるようにする
    ・漢字なら……漢字の列をかくして、読みだけ見えるようにする

 

ステップ2:何も見ずに答える

  1. 見えている側を1つずつ読み上げながら、
    何も見ずに答えを言う(できれば声に出す)。
    余裕があれば、そのあとノートにも書いてみます。
  2. 答えを言ったら下じきをずらして、すぐ答え合わせ
    合っていたら「○」、あやしい・間違えたら「△」「×」など印をつけておきます。

ここがいちばん大事なアウトプットの瞬間です。
答えを見る前に、自分の頭からいったん引っぱり出そうとすることで、記憶が強くなります。

 

ステップ3:「×」だけをもう一周する

  1. 1周目が終わったら、×や△がついた行だけに印をつけます。
  2. その行だけをもう一度、同じように片側をかくして一問一答。
  3. 時間がなければ、声に出して答えるだけでもOKです。

こうすることで、「まだ覚えきれていないところ」だけを集中的にアウトプットできます。

 

📌 ポイント

  • 1セットにする行数は、5〜15行くらいが目安です。
    それ以上は、時間や集中力と相談しながら分けましょう。
  • 書くのがしんどい場合は、
    「声に出して答える → 合っていれば○、間違えたら×」
    口頭テストだけでも十分なアウトプットになります。
  • 声に出して答えると、
    「目+耳+口」をいっしょに使うことになるので、
    ただ黙読するより記憶に残りやすい
    と言われています。
  • 同じ一問一答を、
    今日・翌日・テスト前日など、日をあけて2〜3回くり返すとさらに効果的です。

 

⏰ おすすめのタイミング

  • 漢字テスト・英単語テストの前日〜数日前
  • 定期テスト前に、用語だけ一気に確認したいとき
  • 「書いている時間は長いのに、あまり覚えられていない」と感じるとき

 

📘 まとめ

暗記のアウトプットを強くしたいときは、

  • 一問一答プリントやノートを用意しておく
  • 片側をかくして、一問一答テストのように答える
  • ×がついたところだけをもう一周して、日をあけて2〜3回くり返す

「見る時間」「書き写す時間」の一部を、
この一問一答“テスト”の時間に置きかえるだけで、
テスト本番で思い出しやすいアウトプットに変えていくことができます。

 

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