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2025.12.10

小6のうちにやっておきたい中学準備②:教科の「土台」を確認しておく

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小6のうちにやっておきたい中学準備シリーズ、第2回です。
前回は、「生活リズムを先に作っておく」お話でした。

 

今回は、
「教科の土台、とくに“つまずきやすい部分”をならしておく」ことがテーマです。

といっても、
「どんどん先取りをしましょう」という話ではありません。

  • 中1でつまずきにつながりやすいところ
  • ここがあいまいだと、授業についていくのが大変になるところ

を、算数と英語の2教科にしぼって
小6のうちにもう一度「軽くならし運転」しておくイメージです。

 

① 算数:中学数学につながる「計算・割合・文章題」

中1数学でつまずきやすい子の多くは、
よく見ると小学校の「分数などの基礎計算・割合・文章題」があいまいなことが多いです。

小6のうちに、次の3つだけでも様子を見ておけると安心です。

 

1. 分数などの基礎計算

  • 分母の違う分数の足し算・引き算
  • 分数×分数、分数÷分数の計算
  • 整数・小数をふくめた四則計算のきまり
  • 2ケタ以上のかけ算・わり算の筆算

このあたりがスムーズかどうかを、
ワークやドリルで数問だけ確かめてみるのがおすすめです。

もし「計算のやり方を忘れているな」と感じたら、
その場で全部やり直そうとせず、

  • 今日は分数の足し算だけ3問
  • 明日は分数のかけ算だけ3問

というように、小分けにして少しずつ思い出していくだけで十分です。

 

2. 割合(もとにする量・くらべる量・割合)

中学に入ると、割合は「比」や「グラフ」と結びついて出てきます。

また科目を飛び越えて理科の計算問題にも関係します。

その前の段階として、

  • 「もとにする量 × 割合 = くらべる量」
  • 「くらべる量 ÷ もとにする量 = 割合」
  • 式を自分で立てられるかどうか

を、文章題で軽く確認しておけるとよいです。

お家では、

  • ワークの「割合」のページから、2〜3問だけ一緒に解いてみる
  • 「どれが“もとにする量”かな?」と声をかけてあげる

といった形で、考え方の言葉をそろえておくのがおすすめです。

 

3. 文章題(式を立てるところまで)

中学生になると、文章題はますます増えていきます。
小6のうちから、

  • 「何を求める問題か」を自分の言葉で言ってみる
  • 式を1本、自分で立ててみる(計算はあとでもOK)

という練習をしておけると、中1数学の文章題がぐっと楽になります。

家では、いきなり最後まで解かせようとせず、

  • 「この問題は、何を求めてる?」
  • 「どんな式になりそう?」

といった声かけをしながら、
式を立てるところまでを一緒に確認してみるのがおすすめです。

 

② 英語:アルファベットと「読み+書き+意味」の土台

英語は、中学に入るとテストにもはっきり点数として出てくる教科になります。
小6のうちに、次の2つに慣れておけると、中1のスタートがかなり楽になります。

 

1. アルファベットを書ける・読める

  • 大文字・小文字の形が分かる
  • アルファベット表を見ながらでよいので、自分で書ける

まずはここが押さえられていれば十分です。
1日2〜3文字ずつ確認するくらいの気持ちで取り組んでみてください。

 

2. 簡単な単語の「読み+書き+意味」をそろえておく

たとえば、

  • 数字(one, two, three…)
  • 曜日(Monday, Tuesday…)
  • 教室にあるもの(desk, chair, window など)
  • よく使う名詞(apple, dog, school など)

といった教科書でよく見る単語について、

  • 英語を見て読める(読み)
  • 聞いた音や日本語からつづりを書ける(書き)
  • 日本語の意味が分かる(意味)

の3つが、だいたいそろっているかどうかを確認しておけると安心です。

一度にたくさんやろうとせず、

  • 今日は3つだけ、読み・書き・意味をセットで練習
  • 翌日は、昨日の3つを軽くテストしてから、また新しい3つ

というように、小さなかたまりでくり返すのがおすすめです。

 

👪 保護者の方へのお願い:「できているところ」を一緒に確認する

教科の土台を確認するとき、
「ここが抜けている」「ここもまだ」と足りないところばかりに目が行きがちです。

ぜひ、

  • 「この分数の計算はスムーズにできているね」
  • 「さっきの文章題の読み取り、考え方がよかったよ」
  • 「その単語、読み方もスペルもバッチリだね」

といったように、できている部分を具体的にほめる声かけも意識していただければと思います。

小6のうちに、

  • 「自分は算数のここは得意だ」
  • 「英単語を覚えるのは意外とできそう」

といった小さな自信を持って中学に上がれると、
その後の伸び方も変わってきます。

 

📘 まとめ:全部やろうとせず、できそうなところから

第2回のまとめです。

  • 算数では、「分数などの基礎計算・割合・文章題」を、小分けにして少しずつ思い出しておく
  • 英語では、「アルファベット」と「簡単な単語の読み+書き+意味」の3つをそろえておく

大事なのは、一気に完璧を目指さず、できそうなところから1つずつ取り組むことです。

次回は、「勉強のやり方編:中学で伸びるアウトプット習慣を、小6のうちから少しずつ試してみる」についてお話しします。

 

 

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