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2025.12.12

小6のうちにやっておきたい中学準備③:中学で伸びる「勉強のやり方」を先に身につける

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小6のうちにやっておきたい中学準備シリーズ、第3回です。
第1回では生活リズム、第2回では算数と英語の土台についてお話しました。

 

最終回のテーマは、
「中学で伸びる子の“勉強のやり方”を、小6のうちから少しずつ試してみる」ことです。

中学生になると、
「がんばっているのに、点数に結びつきにくい…」という悩みがよく聞かれます。
その多くは、勉強時間よりも“やり方”に原因があることが少なくありません。

 

🧠 中学で伸びる子に共通する「アウトプット習慣」

成績が伸びている中学生を見ていると、
次のようなアウトプットの習慣を持っていることが多いです。

  • 解きっぱなしにせず、「間違えた問題」をもう一度やってみる
  • 習った内容を、自分の言葉で誰かに説明してみる
  • 小テストやプリントを使って、本番のつもりで解き直す

これらは、いきなり完璧にやる必要はありません。
小6のうちから、できそうなところを少しずつ体験しておくだけでも、
中学に上がってからの吸収のしかたが変わってきます。

 

① 宿題を「やりっぱなし」にしない:×だけもう一度解く

最初におすすめしたいのは、
「宿題やドリルをやったあと、×だけでもう一度解きなおす」習慣です。

やり方

  1. いつも通り、学校の宿題やドリルを解く
  2. 丸つけをする(自分で/保護者の方と一緒に)
  3. ×がついた問題に☆マークをつけて、もう一度だけチャレンジ

時間がかかりそうであれば、

  • 今日は×が3つ以上あったら、そのうち2つだけやり直す

など、「全部やり直す」ではなく、できる範囲でOKです。

 

ポイント

  • やり直すときは、すぐに答えを見ず、
    まずは自分で「どこを間違えたのか」考えてみる声かけをしてあげてください。
  • 最後まで正解できなくても、
    「さっきよりここまで進めたね」と、プロセスを具体的にほめてあげるのがおすすめです。

 

② 「今日習ったこと」を一言で話してみる

2つ目は、
「その日に習ったことを、自分の言葉で一言にして話す」アウトプットです。

難しいことを長く説明する必要はありません。
家に帰ってから数分でできる、小さな振り返りです。

やり方

  1. 夕食前後など、毎日同じタイミングを1つ決める
  2. 保護者の方が「今日は学校でどんなこと習った?」と聞く
  3. お子さんが、1教科だけでいいので
    「今日は算数で〇〇を習ったよ」
    と一言で話してみる

慣れてきたら、

  • 「その中で一番大事そうなことは?」

と一歩だけ踏み込んで聞いてみるのも良い練習になります。

 

ポイント

  • 正確に説明できなくても、
    まずは「自分の言葉で言ってみようとしたこと」をほめてあげてください。
  • 保護者の方が「それって、こういうことかな?」と
    一緒に整理してあげると、親子の会話を通して理解が深まる時間になります。

 

③ 小テストやプリントを「やり直し用のテスト」に変える

3つ目は、
「小テストを一度きりで終わらせず、やり直し用のテストとして使う」アウトプットです。

やり方

  1. 学校から返ってきた小テストやプリントを保管しておく
  2. 週末など時間のあるときに、
    間違えた問題だけをノートや裏紙にもう一度解いてみる
  3. できるようになったら、テスト用紙の余白に
    「これはクリア!」など一言メモを書いておく

すべてのテストでやる必要はありません。
「点数が気になっているテスト」だけでも十分です。

 

ポイント

  • やり直しのときは、
    「何点取れるか」ではなく、「前より分かるところが増えたか」に注目してあげてください。
  • 保護者の方は、
    「ここ、前は間違えてたけど今日はできたね!」
    というように、変化に気づいて言葉にしてあげると、お子さんの自信につながります。

 

👪 保護者の方へのメッセージ:「やり方」をほめる

中学生になると、どうしても「何点取れたか」に目が行きがちです。
小6のうちから、

  • ×をもう一度やってみたこと
  • 今日習ったことを自分の言葉で話そうとしたこと
  • 小テストを取り出して、やり直してみたこと

などの「やり方」そのものをほめてあげると、
中学に上がってからも、自分で工夫しながら勉強できる子に育ちやすくなります。

 

📘 まとめ:小さなアウトプットを、1つだけでも

小6のうちにやっておきたい「勉強のやり方」のまとめです。

  • 宿題やドリルは、×だけでもう一度解いてみる
  • その日に習ったことを、一言だけでも家で話してみる
  • 小テストやプリントは、一度きりで終わらせず、やり直し用として使う

すべてをいきなり始める必要はありません。
「これならできそう」と思えるものを、1つ選んで試してみるところからで十分です。

小6のうちにこうした小さなアウトプットの習慣を経験しておくと、
中学生になってからの勉強の吸収力が変わってきます。

 

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